2「まっしろ」

綿雪日記風SS
習作です。

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今朝はいつもより早く目が覚めて――
お布団の中から出ると
ひんやりとした空気がユキを包みます。
なんだかいつもよりもお家の中が静かで
――なんだか不思議ですね、そういうのって分かるんでしょうか。

もしかしたらと思って、カーテンを開くと――
お庭がまっしろ！
いつの間にか雪が積もってたんです！

そのおかげで――
いつものお庭の風景がとっても新鮮に見えます。
緑色の芝生が今はきれいな白い絨毯になっていて
木もかわいい雪のお帽子をかぶってました。
こういう白は、ユキ大好きですｖ

そんな光景に見とれて――
くちゅん、って。
気づいたら羽織ったカーディガンが肩から落ちて
すっかり体が冷えちゃってました。
――えへへｖ


霙お姉ちゃん教えてくれたんですが、
昨日ユキ達が眠ったあとに少しずつ降り始めたみたいで――
なんだか、ちょっとだけ悔しいです。

ほんとはおやすみしてなきゃいけない時間ですけど――
真っ暗な空から家の暖かな明かりに照らされて
ちっちゃな白い雪がちらちらと降ってくる。
ユキの想像なんですけど
とっても綺麗だったと思うんです。
見たかったなあ――


朝ごはんのホタお姉ちゃんの作ってくれた体のあったまるスープを飲んだ後は
みんなでお庭で雪遊びをしました！

ユキは虹子ちゃんや観月ちゃんと一緒に雪うさぎを作ったんですよ？
虹子ちゃんはちっちゃいのをたくさん。
観月ちゃんのはひとつひとつがとってもきれいなうさぎさんでした！

ユキのは、ウフフ――ｖ
お兄ちゃんに見せるために取っておけばよかったですね？

そうだ！
お庭にまだ雪が残ってますから――
お兄ちゃん、
ユキと一緒にうさぎさんを作りませんか？

お兄ちゃんはどんなうさぎさんを作るんでしょう？
お兄ちゃんのおっきな手だと、やっぱりおっきなうさぎさんなんでしょうか？
そうしたら、ユキのとあわせて親子のうさぎさんになりますね！
ウフフｖ楽しみです――ｖ